お臍はデトックスポイント

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こんにちは。
土屋しずかです。

チネイザンのコラム今回(2回目)は、
お臍が内臓全体のデトックスの中心であるということについて。
“Healing From Within”の抜粋からの翻訳です。

お臍の観察

チネイザンのトリートメントの最初のステップとして、お臍を観察し、そこに働きかけることをしていきます。お臍は身体の中心です。重要な場所のことを「世界の臍」とふざけて言ったりすることがありませんか?世の中の共通言語には知恵がありますね。

そして命はお臍から始まります。

受精の次の瞬間から、胎芽(胎児になる前)は子宮壁と繋がり、子宮壁と繋がった臍帯を通して成長します。そこ(受精卵からの最初の細胞)がつまりお臍なのです。生まれたばかりの細胞にLife force (気)が流れ、1つの細胞から骨格や臓器が形成されていきます。

生まれ出て、臍の緒が切られてしまっても、身体はそこを中心にして成長するのです。お臍は身体中のすべての筋膜が繋がり、気を取り入れて成長・変化していくところなのです。

気は筋膜を通し経絡の中を流れます。そして全ての細胞を潤し、血流を整えます。生き生きとしているというのは、気の質がよく、それが満ちあふれている状態のことです。

気の流れの滞りは、概してお臍の形に現れます。経験を積んだプラクティショナーであれば、お臍の形を見ることで、気の流れを調整することができます。

チネイザンのトリートメントで、プラクティショナーはまずお臍の形をよく観察し、そこにある緊張のパターンをみて、トリートメントの構成をしていくのです。

丸く形のいいお臍を理想としたら、その人のお臍がどこ押されたり引っぱられたりしているかを見ながらブロックを見つけていく。

お腹の上にお臍を囲むように両手を置いて動かし、お臍の形が変化するのを見てみましょう。そして出来るだけ丸くなるようにお腹の表面を動かしてみよう。(中略)

デトックスのプロセスを導く

(上記でも説明しているように)
お臍は胎児が血液、栄養、酸素を取り入れ、いらなくなったものを排泄するところです。この働きは成長しても残るため、多くの人がウエストの辺り、特にお臍の周りに脂肪を溜めやすいのです。そこには私たちの身体の中で一番古い老廃物の層があるのです。

また、皮膚というのは非常に複雑で繊細な臓器です。それは身体を守り、呼吸をし、いらないものを出す働きをします。それは第二の肺であり、第三の腎臓なのです。皮膚がなければ身体は保てません。

そして老廃物を溜めるだけでなく、栄養素やビタミン、ミネラル、代謝のバランスを整える化学物質をも蓄えてくれます。皮膚をマッサージすることは、その刺激によって栄養素を身体に巡らせ、また老廃物が排泄されることをも促進します。皮膚にタッチしたり、撫でたり、マッサージすることはヒーリング効果をもたらし、それ自体がトリートメントとなります。

デトックスはお臍から始まります。お臍の周りへの時間を費やすほど、チネイザンの効果は上がるでしょう。つまり、お臍の周りの皮膚をマッサージすることで、効果的なデトックスが起こり、血行やリンパ、気の流れをも活性化させるのです。

人差し指か中指で、軽く小さな円を描くようにしてお臍の周りをまわり、お腹全体をおこないます。このとき筋肉や筋膜の層まで行かないように。

この簡単な手技が、デトックスのプロセスを早め、健康にも大きな影響を与えます。毒素を排出することで、肝臓と腎臓の処理機能は活性化し、リンパシステムも総動員して働きます。

同時に栄養物も循環して代謝機能を高め、腹部の張りを和らげ、姿勢にも影響する内臓の緊張のパターンを矯正してくれます。

またこの手技はチネイザンを学ぶ生徒にとって、またクライアントにとっても大切なホームワークであり、お臍の周りを毎日10分、10日間行うことを習慣づけるといいです。

この手技は背中の鋭い痛み(神経をつねられたような痛み)も緩和してくれるでしょう。背中の痛みの多くは、お腹のさまざまな問題(腹圧が背骨の神経を圧迫したり,内臓のバランスが崩れていたり、内臓機能が衰えていたりすること)から発生していることが多いのです。

上記のように皮膚の表面をしっかりデトックスした後、お臍に戻り、更に深くその根まで行ってみてください。

ゆっくりと優しくアプローチし、少なくとも20分はお臍の周りをワークするといいでしょう。場所によっては、敏感なところもあったり、背中に痛みが走ることもあるかもしれません。けれどもしばらくすると、背部の痛みも大幅に減っていくでしょう。

特別なケアと禁忌事項

デトックスをする時はいつでも、クライアントの心地よさをチェックする必要があります。もしもクライアントがそわそわしたり、めまいを感じたら、肝臓の毒素が鬱積している為なので、デトックスの手技を含むトリートメントであれば、10分程度で充分です。

何か別のことをするか、処方箋としてクライアントに皮膚のデトックスを毎日5分、自分でもするよう勧めるといいでしょう。

例え1日さぼったとしても、1週間で30分行ったことにはなりますね。そうすることでクライアントのデトックスのプロセスを早め、プラクティショナーはトリートメントで身体のより深い層にアクセスすることが出来るようになります。
 “Healing From Within” Gilles Marin
North Atlantic Books

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