感情は魂を滋養する

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こんにちは。
土屋しずかです。

 

チネイザンのコラム今回(6回目)は
”感情は魂を滋養する”ということについて

“Healing From Within”の抜粋からの翻訳です。

感情は魂にとっての糧

19年間、日々、クライアントの腹部に触れながら、溜まってしまった感情を扱ってきたなかで分かったことがあります。

それは、私たちの身体は食べ物だけでなく、感情も消化しなければいけないということです。

消化のプロセスとは、まず食べ物を分解し、吸収し、栄養素を全身に巡らせ、いらなくなったものを排泄することです。

食べ物で身体を栄養するように、私たちは感情で心を滋養します。その時、必要なものを取り入れ不必要なものを手放していきます。

その感情の消化もまた、食べ物と同じ経路をたどります。(チネイザンで腹部に触れることで、溜まってしまった感情にアクセスすることができるのです)

私たちはまず感情を、”味わい”、噛み砕き、飲み込み、受け入れ(胃に取り込み)必要なものとそうでないものを選り分け、不必要なものを手放していきます。食べ物と同じように、ある感情は他のものよりも消化しにくいということもあります。

実際、何年もかけないと消化できない感情もあります。その間にそれは周りの組織を硬くしながら消化システムの中に居座っていくのです。

そうなるとそこは、十分な働きができずに機能が低下し、関連する臓器の働きをも弱めてしまいます。

消化器系の多くの問題は、消化管の中の感情の負担が大きすぎるために起こります。感情の重荷がそこにあるため、入って来た食べ物を消化することができないのです。

感情は食べ物なのです。
それは魂の糧なのです。

私たちが情緒的にも精神的にも成長していくために、それはしっかりと消化されないといけないのです。

気づきの対価

その、体の中の緊張や感情的なものを気づかせないようにしているのは、思考です。

思考や意識が、体の中の心地悪いところを感じないようにさせているのです。トラウマや辛い思いを私たちが思い出さないように、感じさせないようにしているのです。

思考は痛みのある場所に向かい合うことや触れることを、一生懸命避けさせているのです。(痛みに向かい合うための充分なエネルギー、心の成熟度、周りからのサポートができて初めて向き合うことができます)

私たちは体の中のこのような場所を動かそうとしなくなります。呼吸さえもそこに入れようとしないのです。

そして体を緊張させたり無意識に硬くさせたりします。

それは大概において、未消化の感情的わだかまりです。

怒ったり、怖がったり、興奮したり、喜んだり、心配したり、悲しんだり….どんな感情があるかを、体は物語ります。

ひとつの感情が繰り返し感じられ、それが消化されないでいると、その緊張のパターン自体が普通のことになり、それがない状態のことが思い出せなくなります。

自分の中にあると認めたくないものは麻痺させていく代わりに(それに相反して)自分にそんなものはないと周りに対して主張していくのです。。

それがその人の姿勢(肉体的な姿勢)となり、パーソナリティを形成する態度となっていきます。(つづく)

”Healing From Within” by Gilles Marin
North Atlantic Books 1999
 

**バークレーにインスティチュートとクリニックをもつ師 Gilles Marinによる書籍 ” Healing from With with Chi Nei Tsang” の内容は、私にとってチネイザンの教科書。施術者向けに書かれた内容で大切なことがたくさん盛り込まれています。少しづつ、シリーズにして抜粋して書き起こしています。(師から許可を得て載せています)

チネイザンインスティチュート公式サイト
https://www.chineitsang.com/

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