女性のためのタオクラス

自分という自然の真実を見つけていく

おはようございます。
土屋しずかです。

今日は”女性のためのタオクラス”について書こうと思い、
少し静かに座っていた時に、湧き上がってきた体感があったので
そのことから始めます。

何年も前、交通事故で怪我をした時のこと。

自転車ごと倒されて、道路に横たわっていた際、仙骨は折れていて頭からも血を流し、右目の角で確認できる血の海がどんどん広がっていく中、その瞬間に体の痛みは全く無くて、ただただ広がる空の青さと高さが美しい…と感じていたのでした。「私は死ぬんだろうか」これは極端な状況だったけれど、全存在が意識になった時、体感が無くなり、その一瞬に世界の美しさを体全体で感じる…というパラドクスな体験でした。

”体と意識の関係”の不思議です。

そもそもタオとはなんぞや

私は2012年からタオのクラスを開いていますが、そもそもタオってなんなんでしょう???というときに、きちんとロジカルに説明できない…宇宙の法則、自然の原理、生きる智慧や哲学、老荘思想、無為自然….といった言葉で現されたりするけれど、いまだにうまく説明できません。。

なので、私がタオに出会ったきっかけとなった
「タオ人間医学～天地と融合するヒーリング・サイエンス～」という本の冒頭から引用。

”タオという言葉は「道」を意味しています。それは自然界の道であり、宇宙の道であり、そして自然のリアリティへと通じる道です。タオはまた、心を開き、世界についてもっと学んで行くための道であり、私たちの霊性へと至る道であり、そして私たちそのものなのです”

心を開き、世界について学ぶ。。そして私たちそのもの。
そう、宇宙も自然も私たちそのもの、私たちがそれを内包している。
体のこと・タオのことをを学ぶほど、それを実感します。

またこんな一節も見つけました。（超越瞑想のホームページ”
老子の「タオ」は抽象的な概念ではない。超越という実際的な体験”より）

老子は「道徳経」や他の著書の中で、人びとが人生でできる最も重要なことは、心をその源に開いて、静かな意識の状態を得ることであると主張している。

完全に空っぽになりなさい。イライラした心を鎮めなさい。

その時初めて、すべてのものがその「空」の状態から現れ、展開して行くのを目撃するだろう。すべてのものが、絶え間ない変化の中で繁栄し、踊り、再び完全な「空」の状態へと溶け込んでいく。

真の静けさ、真の本質は、出現し、反映し、再び消滅する。このように、元に戻って行くという永遠の過程がある。

静寂でありなさい。
静寂は永遠性の秘密を明らかにする。

永遠性には全ての可能性が含まれている。全ての可能性は、一体感のビジョンとなり、一体感のビジョンは、普遍的な愛を生み出す。普遍的な愛は、自然の偉大なる真実を支えており、その自然の偉大なる真実がタオである。

この真実を知るものは誰でも永遠の生命を生きる。
体は滅びるかもしれない、行為は忘れ去られるかもしれない。
しかしタオを得たものは、全ての永遠性をえる。ーーー16章

タオの真髄は、体験なんだと思います。

思考でなく体感し宇宙や自然を自分の中に感じていくこと。
心をその大いなる源に開きながら。
そしてその中で人は、それぞれの真実を見つけていくのだと思います。

今年に入って、毎日の中に、静けさのスペースを持つということを日課にしています。忙しい中で外からやってくる情報で頭も体もいっぱいになることもありますが、そうするとすべてが滞るし物事あまりうまくいきません。だから一番難しい、何もしない、静かにするという時間を敢えてとる。

静かにして体の中のスペースの奥にある、さらなる奥行きの向こうへ入っていく。
そうすると、自分でも期待しなかったことや、アイディアが浮かんできたりします。

自然のままに何もしなくていい、ということとも違う
心を真に源泉に開いて、静かな意識の状態になるときに、見えるものがあり、それがその人その人を導いてくれる「タオ」なのだと思います。

そういう意識の状態にアクセスできるといいですね。そのために、体を大切にして、そこに流れる意識が透明であるよう、私もまだまだ日々お稽古の真っ最中です。

女性のためのタオクラスでは…

ユニバーサルヒーリングタオの教えを元にシェアをしています。その本のサブタイトルに「天地と融合するヒーリング・サイエンス～」とあるようにヒーリングタオは、タオの教えを科学的に説明してくれています。それは道具として知っておくととても役立ちます。道具をうまく使いこなしながら、自分という自然の中の真実を見つけていきましょう。

クラスで目指しているところ