チネイザン/呼吸と感情

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こんにちは。
土屋しずかです。

チネイザンのコラム、今回(10回目)は、
「呼吸と気づき/感情」について

“Healing From Within”の抜粋からの翻訳です。
(ちょっと短めです)

これまでの記事はこちらをご覧下さい。

「呼吸と気づき」

呼吸は意識の全ての層をつなげる架け橋となります。身体のある部分に呼吸ができる(届く)と、私たちはそこと繋がることができます。

逆に言えば、身体のある部分を感じたくないと、そこへの呼吸を止めてしまいます。そうすると、その部分の動きは制限され、気の流れが滞り、感覚が失われていきます。

呼吸の動きが、私たちを生命力の源や意識と繋げてくれるのです。息をする際、ガス交換は胸部でおこなわれますが、呼吸そのものの動きは身体の隅々まで伝わります。

チネイザンのプラクティショナーがまず最初に行うべきことの1つには、クライアントに呼吸を感じてもらい、それを楽にしてもらうことです。なぜなら呼吸が改善されることで、意識が改善され気づきが深まるからです。

チネイザンで呼吸に働きかけることによって、肉体、思考、感情を繋ぎ合わせることができるのです。

「呼吸と感情」

意識的にも無意識にも、私たちの感情が呼吸をコントロールしています。そのため、どんな呼吸をしているかで何を感じているかが分かります。全く同じように呼吸をしている人は二人といません。なぜなら皆感じ方が違うからです。

これは人間の本質として当然のことで、それでいいのです。

呼吸の大きさは、自分自身とどれだけ繋がれているかということに比例してきます。

呼吸が深くなるほどに私たちの感じ方は深まり、呼吸が小さくなるほどに感じる力は閉じてしまいます。

呼吸を制限しているところに注意を払うと、そこが感じたくないものを押さえ込むために動きを制限していることに気づくでしょう。

呼吸をエクササイズする際の大事な点は、呼吸を上手にすることではなく、この制限に気づいてもらうことです。

これ(呼吸の制限に気づくこと)が本人の気づきを深め、変化(変容)していく最初の一歩となるからです。

タオでは、呼吸と感情を、中医学の五行のメタル(金)エレメントとして捉え、どちらもが内なる感覚と関わるものとみています。

メタルはシャープさを持って、全てを完璧に映し出す鏡のように働きます。呼吸が肉体的な感覚から感情的なところまでを映し出すのです。

私たちは何かをたくさん感じたり、感情のままに楽しむことを許したとき、大きく息をついています。感情を止めようとしたり、集中して考えているときには、息を止めています。

(呼吸と消化システム・姿勢へと続く)

“Healing From Within” by Gilles Marin
North Atlantic Book 1999

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