こんにちは。
土屋しずかです。
今日は、小周天という瞑想について書いてみようと思います。
検索すると、学術的なことや、やり方がいろいろ出てきますので、それらを知りたい方はGoogleに教えてもらってください。ここではこの瞑想を、もう少し身近に、わかりやすく、私の体感を含めて、またチネイザンの教科書(と私が読んでいる)Gilles Marin氏のHealing From Withinからの引用も含めながら、書いてみます。
私たちという存在は小宇宙
宇宙(Macro cosmos)の大きな気の流れを表す大周天に対して、小宇宙(Micro cosmos)である私たちの体の中の気の流れを小周天と呼びます。
会陰から背骨を上り百会を通って上顎まで続く督脈と、会陰から体の全面(正中線)を通って同じく上顎の裏まで続く任脈から成る、体の大きな幹線道路のようなエネエルギーラインです。
私たちが胎児だった時には、母親からの栄養を臍の緒を通して受け取り、小周天を巡らせながら成長します。この世に生まれ落ちてから6~7歳になる頃も、小周天を通してたくさんの情報を得ているのだそうですが、大人になるにつれて思考が強まり、感覚的なこと、直感を働かせる力が薄れてくるようです。
その、感覚的に備わっていた部分を、改めて意識的に開いていくのが小周天なのだと思います。
小周天は、今何が起こっているのかを感じ取る感覚を強め、自分や他の人や、環境の中において、思考でないところ(直感など)で情報を捉え、世界を捉えていく力を養ってくれるものではないかと思います。
でも、まだ分かりません。。。到達する場所があるのであれば、いつかはそこをみてみたいなと思います。
私の場合、ウォーキングをしている時に閃きが湧いてきたり、直感が働きやすくなったりします。緑の森の中を歩きながら思考が働停止し、体が”快”の中に入っている時。
天地のエネルギー(外側)と自分の中の天地が自然に循環している状態ですね。心地いい状態。頭の中に考え事や悩み事があったりすると、それは起こらないので、思考が働かないこともポイントです。
自分を開く準備も大切
Healing From Withinの中に、このようなことが書かれていました↓
”小周天を開くとは、悟りを得る:Enlightenment ということと理解されているきらいがありますが、それは光に向かう何か軽さを伴うものとは違い、とても地道なプロセスです。
気功の世界では、エンライトした人のことを”Real Man”と言います。真の、偽りのない、現実的な、人という意味です。そう成るためには、肉体的、エネルギー的、スピリチュアリティにおいても、繊細さや世界を感じ取れるためのパワーを身につける必要があります。
ただし、私たちは、辛い感情や自分に好ましくない感情を感じたくありません。そのため思考で処理をして感じることをシャットダウンしてしまいます。つまり小周天を閉じてしまいます。
だから小周天を開くということは、外側の世界で何が起ころうとも、どんなことを感じようとも、それに向かう心の準備ができていることが大切です”
”Real Man” という言葉の訳には、”オーセンティック”という言葉も当てはまりそうです。
小周天を開いていくプロセスは、自分を開いていくプロセスと同じなのですね。自分への献身。こつこつと確実に。考えるのでなく、感じながら。
また、この文章の前に、このような一節もありました。
”恋に落ちると小周天が開きます。なぜならそこには分析的なマインドは入り込んでこないから”
これはとてもわかりやすい!一瞬にして、自分の内側が開く感覚がわかります。(あ、でもこれは自分の側の感覚、両方向のパートナーシップになるとまた抵抗が出てきたりしますから)
そしてこれは、パートナーシップだけでなく、いろんなことにも当てはまります。焦がれていること、大好きなこと、もの、場所、、、と恋に落ちた瞬間、全てが開いている。。
可能性に開いていく
小周天を続けてきて感じるのは、自分の感覚と繋がるだけでなく、他の人に何が起こっているのかを捉えられる感覚も深まる感じがすることです。
自分の中にいればいるほど、相手のことが感じられる。。。パラドキシカルですが。
チネイザンをしていても、自分の中にとどまりながら相手を感じるようにしています、、、というか自然とそういう状態になるのですが、そうなることで、頭で考えるのではない情報が相手からやってきます。自分の中にとどまることで、ハートで聴く感覚も強くなるのです。
小周天は、大きな宇宙を自分の中に思い出し、感じ、取り入れることだとすれば、宇宙の無限の可能性が自分の中にもあるということ。それが開いた時、人はどうなるのでしょうか。
そこに行けるのでしょうか?
そこに行ってみたいと思いませんか?
女性のためのタオクラス(隔週水曜日7~9pm)では、今年の後半にかけて、小周天の瞑想と観音気功を練習していきます。興味のある方のご参加も、お待ちしています。
女性のためのタオクラス
日程:5月8/22日
6月12/26日
7月17/31日
*毎月隔週第2第4水曜日(7月は変則)
8月以降は追ってお知らせします。
時間:19:00~21:00
場所:目黒(お申込み時にお知らせします)
参加費:¥3000
お問合せ:shizbelly@gmail.com
表題に「タオクラス」とお書きください。
またはこちらのコンタクトフォームからお願いします。
タオクラスに関する前回の記事はこちらへ。
https://taooflife.jp/column/kuan-yin-class/